女性活躍推進

方針・考え方

プレステージ‧インターナショナルグループのサービス提供を支える従業員の約70%は女性です。私たちがさらなる成長を遂げるためには女性の活躍が必要不可欠という想いから、WEPRO(Woman Excite Project)の活動がスタートしました。2023年度より新たな5つの意味を加えることで、男女問わず、全従業員のWEPROとしてさらなる発展を遂げるよう活動を強化してまいります。すべての従業員の声に耳を傾け、人事制度や人財育成方法の見直しなどを通し課題解決を図り、組織風土の醸成と働きがいのある体制づくりを実施します。

We are proactive. 積極的で前向きな
We are productive. 建設的で実りの多い
We are progressive. 前進する、向上する
We are prosperity. 繁栄、成功する
We are proud of something. 誇りに思う

 

  • SDGsロゴ 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • SDGsロゴ 8.働きがいも経済成長も
  • SDGsロゴ 10.人や国の不平等をなくそう

推進体制

クリックすると拡大します推進体制図

指標・目標

  1. 2023年度までに女性管理者比率50%を目指します
  2. 年代や性別にとらわれず、個々の能力を活かし「働きがい」が追求できる企業を目指します
  3. ライフスタイルに対応したワークスタイル変革を推進します

女性従業員割合

グループ会社連結データ

2023年3月31日現在

  •  
  • ※ 全従業員を対象に算出
  • ※ 男性育児休業取得率については、海外子会社の男性の育児休業取得率の集計を実施していないため当社および国内連結子会社を対象としています。

取得認証一覧

  • くるみん認定
  • えるぼし(2つ星)
  • 秋田県女性の活躍推進企業表彰
  • とやま女性活躍認定企業
  • G20 EMPOWERアドボケート

各拠点の取り組み

秋田BPOメインキャンパス

育休ママの集い

育児休業中の従業員を対象に、復職に向けて前向きにスタートできるようサポートするため「育休ママの集い」を開催しました。復職後、部署内の雰囲気に馴染むことができない状況や、時短勤務で他の従業員に迷惑がかかるのではないかと不安な気持ちに陥って退職に至るケースを防ぐため、復職前に同じ悩みを持つ母親同士で相談できる環境を作り、情報を共有しておくことは大切なことだと考えています。実際に参加した従業員からは「復職しやすい環境を作ってくれた」との声があり、今後も継続して開催していきます。プレママサポート制度も導入しており、復職前のケアだけではなく、産休前のサポートをさらに充実させていきます。

山形BPOパーク

フードドライブ

山形BPOパークおよび山形BPOパーク 鶴岡ブランチでは、WEPROの一つの拠点活動として、地域に根差す貢献活動も行っており、2022年度からフードドライブを継続的に実施しています。具体的には、従業員の各家庭にある食品で、賞味期限はまだあるが食べる予定のないものを定期的に事業所内で集め、地域の子ども食堂に参加しているご家庭へ寄付する取り組みです。集まった食品は、地域食堂を行う地元NPOや、卒業生が毎年山形BPOパークに入社している東北公益文科大学で活動されている食品ロス削減チーム「Liga」にお渡ししました。これからも従業員のみならず地域の皆様との懸け橋になれるような活動を企画運営してまいります。

富山BPOタウン

小児がん募金

2月15日の国際小児がんデーに合わせてチャリティー募金を行っています。富山BPOタウン従業員のお子様が小児脳腫瘍と診断され、『はじめから小児がんについての知識があれば、子どもの障害の程度は軽かったかもしれない。お子さんがいらっしゃる方、子どもが欲しいと思っている方にも、小児がんについて知ってほしい。』との思いから始まった活動です。今では会社全体での取り組みとなり従業員の皆さんの温かい気持ちが溢れる活動になっています。

活動事例

各種サポート制度

育児短時間勤務の対象期間延長(2022年12月導入)

小学校就学始期に達するまでだった育児短時間勤務の対象期間が小学校3年生まで延長され、それぞれのライフプランに合った働き方を選択できるようになりました。人生の節目において、自身のワークライフバランスをとりながら働き続けられるように、勤務スタイルの選択肢を増やします。

エル休暇(2022年8月導入)

生理による体調不良で就業が著しく困難となる女性従業員を対象とした「生理休暇」の名称を一新し、適用範囲を広げました。制度変更により、既存の生理日による体調不良の他、PMSや更年期障害といった男女関わらず発生する症状についても活用が可能となりました。

  • ※ LADY(女性)とLOH症候群(男性更年期障害)の頭文字を取り「エル休暇」と命名。

社員転換制度(2021年4月導入)

従業員がライフスタイルの変化に合わせた働き方を選択することで永続的な成長と活躍ができるよう支援するために新設されました。勤務地に限定がなく転勤可能な従業員が、所属する地域限定での活躍を希望した場合や再転勤を望まない場合に、地域限定社員への転換が可能です。また、地域限定社員が勤務地を問わず活躍の場の広げたい場合にも転換が可能です。多様な人財が働きやすい環境づくりを目指し、制度の見直しを継続します。

Director制度、Project制度(2021年2月導入)

当社従業員を対象に実施したアンケート調査において、男性で8割、女性で7割の従業員がさらなる活躍をしたいと考えていることがわかりました。この結果を踏まえ、活躍を後押しする取り組みの一環として、ポジティブに管理職へチャレンジしやすい環境を整えるための制度を導入しました。管理職の仕事の細分化や新しい役割と責任を設けることで、それぞれの得意分野を活かし、自身の強みを発揮するための環境構築を目指します。

Director制度 所属部署にてマネージャー業務を段階的に行う
Project制度 所属部署の業務以内にもプロジェクトを通してマネジメントスキルを学ぶ

新生活サポート制度(2020年5月導入)

結婚・出産・介護等これまでの生活スタイルが一変するライフイベントは様々です。それぞれの家庭の事情に配慮したサポート提供のため、既存の慶弔見舞金制度や休暇制度に加え、新生活サポート制度として以下4つのサポートを導入しました。

  • シングルマザー/シングルファザー サポート手当
    一人で子育てをする不安を少しでも解消できるよう、離婚・死別によるシングルマザー/シングルファザーに対してサポート一時金を支給。
  • 介護サポート休暇
    高齢化率の上昇により、介護を必要とする人が今後さらに増加すると考えられるため、介護する家族が要支援2以上の認定がある従業員に対し、介護対象者1人の場合は1年間につき5日、2人以上の場合は1年間に10日の休暇を付与。
  • プレママサポート休暇
    妊娠中は出産に備えホルモンバランスが変化し体力が消耗しやすくなるだけではなく、睡眠不足にもなりやすいため、妊娠していることを会社に届け出た女性従業員に対し、通院休暇とは別に5日の休暇を付与。
  • プレパパサポート休暇
    配偶者が妊娠していることを会社に届け出た男性従業員に対して5日の休暇を付与。

導入間もない中、特に介護サポート休暇については多くの従業員が利用しています。都心よりも地方では高齢者の割合も高く、BPO拠点のある地域では特に高齢者の割合が上位を占めています。地方に拠点を置く当社では、よりニーズのある制度であると感じており、今後も従業員の声に耳を傾け、満足度向上に努めます。

ジョブリターン制度(2019年12月導入)

当社は、従業員が働きやすい環境・風土づくりのために様々な取り組みを行っています。従業員の多様なライフプランに対応する選択肢を設け、当社で培った能力・経験を再度活かしていただくため「ジョブリターン制度」を導入しました。

資格要件
  1. 退職時に1年以上在籍していた方
  2. 心身共に健康であり、職務遂行において問題がない方
  3. 退職理由が妊娠・出産、育児、介護、配偶者転勤、キャリアアップ、その他会社が認めた者
  4. 3の事情が解消し、職場復帰する環境が整っていること

今後も事業を拡大していく中で、人財確保は常に伴う問題です。日本の雇用制度にとらわれることなく、優秀な人財を受け入れる体制を整えていきます。

時間単位有給休暇制度(2019年6月導入)

グループ全体の取り組みとして、これまで半日単位の有給休暇制度(アルバイト社員以外取得可)、有給休暇の連続取得奨励等の制度構築をはじめとし、キャリア向上のための支援として、ポストや職種要件を公開して応募者を募る社内公募制度(オープンポジション)など多様なキャリアを形成するための取り組みを行ってきました。さらなる柔軟な働き方を提供し、従業員の満足度向上を目指し、1時間単位で有給休暇を取得できる制度を導入しました。

女性従業員の割合が約70%を超える当社では、学校行事、子供の通院等で時間単位有給休暇を使用することが多く、一日分の有給休暇を消費することなく、個別の事情に応じ柔軟な対応を行っています。また、オペレーションの稼働時間が増加するというメリットもあります。
従業員の満足度向上に努め、今後も多様な働き方、多様なキャリアパス支援を構築するための工夫を行います。

女性活躍推進担当 吉田取締役へインタビュー

吉田 奈央(よしだ なお)

株式会社プレステージ・インターナショナル 取締役執行役員(女性活躍推進担当)
株式会社プレステージ・グローバルソリューション 取締役執行役員(兼務)

2000年、米国サンフランシスコ支店に入社。コールセンターのオペレーターからクレームエージェントなど業務担当を経験し、2005年からは営業業務も担当。主に、海外事業である海外旅行保険BPO事業、ヘルスケアプログラムなどを担当。2007年には当社初となる産休・育休を取得し、現在は2児の母としても奮闘中。

ご挨拶

2022年度(2023年3月期)より女性活躍推進の担当を務めさせていただきます、吉田奈央と申します。
私は今から22年前に当社の米国法人に入社し、本社で初の産休・育休を取得させていただき、現在は2児の母として仕事に育児に日々奮闘中です。

グローバル事業に携わりながら二足の草鞋を履くことに、大変チャレンジングであると身の引き締まる思いですが、お客様の期待値を超える価値創造をすることに注力してきた経験や発想力をさらにパワーアップさせ、シナジーを生み出していく所存です。歴代の女性活躍推進担当者からのバトンを引き継ぎ、全力で努めてまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます。

今後の取り組みについて

現在、私を含め、各BPO拠点からの代表メンバー9名でWEPROという組織体制を構成して、活動を始動いたしました。熱意のあるWEPROメンバーが中心となり、従業員の声に耳を傾け、各種プロジェクトの企画、人事制度や人財育成方法の見直しなどの働きかけ、課題解決を図り、組織風土の醸成と働きがいのある体制づくりを推進していきます。

下記3点を積極的に取り組んでまいります。

1.ダイバーシティ&インクルージョンの浸透と導入

歴代の女性活躍推進担当の方々が女性活躍にフォーカスして成果をあげられてきたので、次なるステップとして女性活躍にとらわれ過ぎず、全ての従業員が活躍できるよう、多様な「個」が自分らしく働ける環境を整えていきたいです。人でしか問題を解決できないことに特化している当社だからこそ、多様な人財で構成される組織が新たな価値創造につながるものと確信しています。

2.敷居の高くない身近なロールモデルでありたい

次世代を担う従業員が自分らしさを発揮できるリーダーを目指せるよう、様々な動機付けをしていきます。十人十色のキャリアパターンや小さな成功体験などの共有を通して、自信につなげていってほしいと考えています。この活動を通して、一歩前に踏み出す秘訣、他者を導く秘訣、情熱を継続する秘訣など、皆さんと一緒に答えを導き出していきたいです。

3.発信力強化を目指します

女性活躍の象徴であるスポーツチーム「プレステージ・インターナショナル アランマーレ」と共に当社の様々な取り組みについて、社外への発信力を高め、活動を広めていくことに注力してまいります。また、ダイバーシティ&インクリュージョン推進企業との交流を通して、この先も、社会と対話し、全ての従業員のライフスタイルに対応した働き方を進化させ、地域と共に歩みを進めてまいります。